寄せて散らすメソッド

野生の動物が、敵に襲われる可能性が高く、もっとも警戒するのが、捕食時だという。だから、エサ自体が持ち運べるならば、安全な場所に運んでから、ゆっくりと捕食する。

フィッシュイーターのサカナに関しては、そのほとんどが、生きたままのエサを食べる。だから、安全な場所でゆっくりと捕食はできない。そうした状況を、また狙うさらに大きなサカナもいる。

バスは、日本のほとんどのフィールドでは、その食物連鎖の頂点に位置する。バスが狙いやすいターゲットとしては、当然、自分のターゲットが捕食しているときになる。

たとえば、ブルーギルがシャローで捕食を始める。すると、バスは、そこに寄ってきて捕食を始める。だから、他種のサカナが捕食を始めれば、それは、バスアングラーにとってもチャンスだ。

ボリュームのあるバルキーワームを、ノーシンカーか、軽めのシンカーで落としていく。それ自体にブルーギルも寄せられる。そこにバスが寄ってくれば、ギルは散る。そして、ワームだけが、”逃げ遅れる”。

捕食モードに入っていれば、それだけで、ほぼ勢いにのせてバイトしてくる。このメソッドのポイントは、まず、ギルを寄せるところにある。

だから、ゆっくり落ちていき、かつボリュームがあるものを選択したい。他の種の捕食を見つければ、それは、バスにとって大きな機会だと考える。

他種をよせ、カモフラージュし、散らしてたうえで、勢いでバイトさせる。高度に感じるかもしれないが、はまれば実に簡単なメソッドとなる。

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