ウィードというストラクチャー

夏の時期のエリア見極めに、ウィードの質という要素は、見逃せない。青々としたハリのあるウィードは、水通しのよさや溶存酸素量の豊富さを物語っている。

ただ、そういった良ウィードエリアで、さらにスポットを見極めるときに大切な見方がある。「ウィードをひとつの地形の変化として捉える」地形の変化は、ストラクチャーとよばれ、バスの最も好む「変化」のひとつだ。

あまり、地形の変化を見て取れないエリアでも、ウィードになぞらえれば、変化はみえてくる。ウィードの壁は、ブレイクになるし、ウィードの岬は、地形的岬となりうる。

地形の変化に対するバスの付き場は、理解できても、ウィードとなると見失うことがある。ウィードを地形の変化という捉え方で見ていくと、余計な混乱することなくスポットを絞り込める。

特にピーカン、ベタ凪などのタフコンディションでは、スポットの見極めが、その成否を分ける。ウィードの生え方は、その地質や底質も影響しており、その群生のあり方は、ある種条件を明確に示してくれる。

底質、太陽光の影響、流れ。ウィードは、条件を考慮する手間を省いてくれる。さらに、それがストラクチャーとしてなりうるなら、バスをストックする条件とならないはずはない。

ウィードは、ストラクチャーとして捉え、良質なウィードエリアから、スポットを絞り込む。夏の王道を極めるポイントは、見方を少し変えるところからはじめてみる。

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