理由も、明確にならないまま、負のスパイラルの中にはまってしまう。スランプとは、ある日突然、前触れなく、忍び寄りペースを崩していく。それは、負の思考パターンが、従前までの無意識のペースを支配してしまうこと。
こうしたパターンにはまってしまったときの対処法は、まずは、スランプに陥っていることを認識すること。そして、それが一時的なパターンのズレで、本来の自分の能力の低下ではないと理解すること。
囲碁や将棋の世界では、こういう言葉がある。「着眼大局 着手小局」大きな目標や状況を見据えて、まずできる小さなことからはじめる。スランプのときは、とかく着眼点までも、小局を捉えがちになってしまう。
そして、まず出来る小局とは、とにかく、サカナを手にすることである。その感覚が一瞬にして、スランプの状況を転換させることがある。そのために、確実にサカナを手に出来る、場所やスポットを持つことが賢明だ。
管理釣り場でも、特定のスポットでも構わない。サカナの感触を実感できる場所。確実にサカナを手に出来る場所は、自分を取り戻すサンクチュリアとなる。