環境が人を作るという。それは、役割を与えられてから、その力を十分に発揮できることにもたとえられる。「今日から、課長だ」といわれた日から、だんだんと本当に課長らしくなっていくことをいう。
だから、期待する前に、役割を与えてみる。そして、類は友を呼ぶ。自分のレベルに合わせた人たちが周りには集まる。たとえば、イライラしている自分。レベルとしては、低い位置にいるとする。
すると、イライラさせる人が集まってくる。そして、ますますイライラする。これが、「自分から変われ」と云われる理由だ。環境が人を作るのと、また違う意味で、サカナも、また環境に作られる。
濁った水のサカナは、視力よりも側線を頼る。小バッチは、小バッチでゾーンを作る。何が言いたいかというと、「サカナは、どこでも同じサカナではない」ということ。
基本的な部分は同じでも、環境に適応して、その能力も変化させている。フィールドが変われば、アプローチも変わる。その柔軟さが、自分自身の幅も変えてくれる。