ギア比を再精査する

リールには、ギア比がある。ギア比が高ければ、それだけ巻き取りが早い。巻き取りの早さは、それだけアドバンテージになる。だから、出来るだけギア比は高い方がいい。しかし、ギア比の高さは、パワーとのバーター。

車や自転車でも同じように、ローギアはスピードはでないがパワーがある。だから、初速のパワーがいる場面では、ローギアで一気に駆動ラインまで立ち上げていく。ルアー釣りでパワーが必要になるのは、抵抗の大きい巻物系の釣りになる。

巻物にローギアを使うのは、早く巻き過ぎないためという見方もあるが、パワーという見方も、それ以上に重要なことだ。しかし、当然ながらローギアになれば、それだけ巻き取るために巻かなければならない。

ボートで流していく場合などは、ボートが進むことを考慮すると結構な早さで巻く必要が出てくる。だから、巻物=ローギアという見方だけではなく、パワーの必要性=ローギアという基準でみる。

昨今では、ローギアと呼ばれるものも、一昔前までは、ハイギアというレベルだった。リール性能の向上に合わせて、その基準も多様化してくることは当然のこと。ギア比選択の基準を自分のスタイルに合わせて再精査していきたい。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)