【青野ダム】40アップ2連発

青野ダムは、30度近い気温と断続的な雨の影響から、アオコの発生とゴミで濁っていた。水量は、満水に近く、シャローのカバーもあって、一見良さそうに見えていた。昨年の今頃は、バズでロクマル、ボーマーロング15Aで52cmとシャローゲームが好調だった。その記憶を辿って、朝一はバズベイトで様子を見てみるつもりでいた。魚探の調子が悪く、魚探なしの釣行だったが、シャローゲームを主体に考えていたので、良しとしておいた。

ボートをスロープから降ろしてから、リグの準備にかかった頃、雲行きが怪しくなってきた。遠くでゴロゴロと鳴っている。ポツポツと来始めたので、スロープ際の木陰に避難する。それと同時にいきなりの激しい雨。天気予報では、大気が不安定なため、急な雷雨に注意と呼びかけていたが、いきなりだった。30分ほどで雨は上がって、雷も遠くなっていった。遅めのスタートとなったが、濁りが想像以上にきつい。水の動きが必要だろうと見越し、第二ダムに直行する。そこは、昨年の今頃、ロングAで52cmが出たところだが、当時よりも時期が進んで夏らしさも際立っている。取り敢えずといった感じで、第二ダム周辺をバズとジャークベイトで流していく。そうこうしている内に、ピーカンになって先ほどの雨が嘘のよう。チェイスでもあれば、コンディションがわかるのだが、それも見えない。シャローカバーの奥から、水の流れる音がする。おそらく先ほどの雨の影響だろう。テキサスリグをピッチングで入れてみると、コッとという明確なアタリが出たが、合わせたときには木に化けていた。

上流部の支流を目指す。その途中にある岬に絡む岩を狙う。魚探が無いために、記憶とテキサスリグの感触で岩を探す。岩を落としたところで、アタリは出るが乗らない。入れば喰うというイメージだが、巻物を追う感じでもないのだろうか。粘ることなく、支流の入り口にあるレイダウンを目指す。濁りと満水でレイダウンの姿は目視では見えない。記憶を頼りにテキサスリグを入れると、木の感触を感じる。枝にステイさせておくと、アタリは出る。しかし、サイズが小さいのだろうか。乗ることはなかった。

やはり、濁りの影響で、シャローのバスはカバーにタイトに付いているのだろうか。タイト&スローに狙うために、イモグラブをバックスライドにセットし、スキッピングで奥に入れていく。目ぼしいカバーを打ちながら、青野川に入る。このエリアは、チャンネルのブレイクに付いているケースがある。バズとジャークベイトで流していくが反応はない。


水の状態は悪く、アーリーサマーのような雰囲気。基本は、ボディーウォーターに絡む場所。それでいて、ブレイクが寄っていて、水の動きもある。それらの条件を満たしているのは、第二ダムだ。エリアを選定するならば、プラス要素が重なっている場所が強い。そういった意味でも、第二ダムは典型的だ。第二ダムに向かう途中にある岬に絡む岩。先ほど、アタリがあったということもあって、再度チェックしてみる。岩を感じているとグッと重さを感じる。根掛かりか?と思ったが、グイグイという引きがある。グッドサイズの引きだ。見えた魚体は、50クラス。緊張が走ったが、無事にランディング。体長は、48cmはあるものの、ガリガリの典型的なアフターのバス。セカンダリースポットをスローに攻めるというアフターの定番。グッドサイズではあるが、もっと状態のいい個体いるはずだ。ちょうど、通り掛かったアングラーに写真を撮ってもらい談笑。今日は、第二ダムの入り口付近のブレイク周りだろうね、と話す。

第二ダムに入るとブレイクを中心に攻めるが、魚探がないために、手探り状態が続く。そうこうしている内に、先程のアングラーが入ってきて、50UPを上げた。助言したエリアで釣れて嬉しい気持ちと焦りに似た気持ちが交錯した。リグは、ドロップショットでスピニングの4lb。先程釣ったガリガリの48cmとは異なり、コンディションがいいパンパンの50UPだった。テキサスリグでボトムを釣るとアフターのオスが釣れた。状態のいいメスは、浮かせて釣る必要があるのではないか。ノーシンカーを5gのヘビダンに変えて、カットテールの5インチをセット。釣れたエリアからダムサイトよりの岸際から落としていった。すると、グンッという引き。力強い引きで上がってきたのは、46cmのグッドコンディションのバス。ガリガリの48cmよりも大きく見える。フォーリング中に丸呑み。5gというスピードと5インチというアピールが良かったのだろうか。イメージ的には、岸際を回ってきたときに、食ってきたという感じだ。

底まで落とすのではなく、フォーリングでタイミングを図っていく。そういった釣りに切り替える。キャストしてカーブフォール。底に着いたら、チョンチョンでピックアップ。水通しのいい岬周りや変化を釣っていく。おそらく、第二ダム周辺でタイミングを図っていけば、釣れるかもしれない。しかし、休日ということや釣れていることもあって、人が多い。ダイムサイト周りやスロープ周辺をチェックし、マズメにバズベイトで流して終了となった。

雨とアオコで濁りもあって、水の状態が悪いが、それはむしろ好条件だ。水温的には、まだまだ適水温で、本来ならばバスが散らばって巻いて探すイメージになる。しかし、条件が悪いと必然的に、条件のいい場所に集まる。アングラーとしては、エリアを絞りやすくなる。それが、今回でいえば第二ダムだった。あとは、釣り方。ボトムを釣るイメージではなく、中層をフォーリングで喰わせる釣り。他にも50UPが上がったようだが、全体的にはイージーではない。青野ダムでは、適当さは通じない。来ればデカイが、マグレを期待するには確率が悪すぎる。まさに、アングラーの力量を品定めする。難しいと思えばそれまで、これが面白いと思えば、奥深さはどこまでも広がっていく。

ロッド: エンズヴィル ENC71MH
リール: REVO MGX SHS
ルアー: テキサスリグ ジャンボグラブ 5g

ロッド: エンズヴィル ENC71ML
リール: REVO LTX SHS
ルアー: ドロップショット カットテール 5インチ 5g

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