ターンオーバーの影響からか水の状態は、あまり良くない。しかし、荒食いと称される秋。バスは、それでもベイトを追っているに違いない。ベイトが絡みそうなディープに近い地形の変化を探っていく。しかし、アタリはない。これといった反応がないままに、上流部のハンプエリアに行く。結局のところ、このエリアは、ベイトをストックし、それに伴ってバスをストックするエリアとしては、その力は強い。夏から秋に掛けては、グッドサイズの出る確率は圧倒的に高い。
反応が薄いことから、ピンスポット狙いに絞っていくが、それでも反応はない。いつもであれば、ゴリゴリと感じて間をおくとアタリが出るが、今日はそんな雰囲気ではない。天候が曇りでローライトなことが影響し、浮いているのだろうか。狙いを中層にシフトしていく。しかし、ブレイクからリグを浮かしていっても、メタルジグで探っていっても、これといった反応はない。
テキサスリグ、メタルジグ、ラバージグで反応は出ない。5mダイバーのクランクベイトにチェンジし、ブレイク周りやハンプを攻めるもアタリはない。もはや、お手上げの様相を呈してしたとき、スピナーベイトを手にしてハンプ向けてキャストした。スピナーベイトは、トロスカスタムのTC-SPINで、スピナーベイトでありながら、フィネスな攻めを展開できる。ボトムまで落としてから、ゆっくりと引いていく。そのままブレイクを超えて、ディープ側まで引いていくイメージだ。もうそろそろハンプを超えたかなというあたりに来たとき、ゴンッとロッドが入る。すかさずアワセに入る。グングンとというバスの引き。見えた魚体は決して大きくはなかったが、貴重な一匹に興奮する。上がってきたバスは、38cmのコンディションの良いバス。タフだと感じていた状況でのスピナーベイトでの一匹。釣れるときは釣れる。
その後、スピナーベイトやメタルジグ、ラバージグで同じような攻めを展開するも、アタリはなかった。あのバスは、ベイトについて回遊していて、タイミング良くその回遊にぶつかったのだろうか。しかしながら、もうボウズかもしれないと諦めかけていたときのスピナーベイトでの一匹。サイズはもう一つであったものの、十分に価値のあるクオリティフィッシュだった。
ロッド: ロードランナー LTT6100H
リール: カルカッタ DC 101
ルアー: メタルジグ TOROS CUSTOM TC-SPIN Shad