真夏のアプローチの見切り方。曇ったらエリア。晴れたらスポット。日照角度の要素が強いから、朝夕はエリアから入る。エリア攻略なら、ヨコの動きを基本に考える。スポット攻略なら、タテと点の動きを基本に考える。
状況が厳しくなればなるほど、スポットの範囲は、小さくなっていく。タイト&スローに攻めることとなるが、ベストスポットでは、時に大胆に攻めることも必要。
「今日は、雑誌で見た、この釣り方で釣りたい」「新しく買ったルアーで釣ってみたい」実際にフィールドに立つ前に、そんな思いが沸き起こるかもしれない。この思考法は、「戦術先行型」。状況が悪くなければ、通用することもある。
しかし、状況が厳しくなればなるほど、「戦術」よりも、「戦略」の重要度が増してくる。何をどう使うかではなく、なぜそうするのか。戦略は、目に見えないから差が出る部分。
「戦略」といえば、難しく感じるかもしれないが、要するに、状況に応じてアプローチを見切っていくこと。つまり、戦略とは、「選択と集中の方法」だ。アングラー自身にとっても厳しい真夏。まずは、大きくアプローチを見切って戦術を決める。
「考え方の入り方」にだけ注意すればいい。