改善のプロセス

物事の形を作っていくには、大きく2つの方法があるといえる。ひとつは、完成形を描ききってから始める方法。そして、もうひとつは、まず始める方法。このどちらがいいとか悪いとかではない。それは、状況によるといえる。

もし、完成形がすでに腑に落ちているなら、それをひたすら追求してみるのが早い。しかし、完成形のイメージはあるものの、具体的なイメージに欠ける場合が厄介だ。なかなか一歩が踏み出せない。とりあえず始めてしまうと無駄になりそうな気がしてしまう。

そういうときは、とにかく始めてみることだ。おそらく、始めの取り組みには満足できないだろう。でも、それでいい。その一歩が、次の一歩を出しやすくする。つまり、嫌でも形にしてみることで、「何をどうしたいのか」が具体的になる。

あとは、その「気に入らない部分」を、少しづつ修正していけばいい。その過程は、理想に近づく実感が得られる。だから、生産性も上がる。頭で、完成形を描き続けているよりも、結果的には、早くいいものができるもの。

新しいものを作ることより、今を改善するプロセスの方が確実。このトライ&エラーの取り組みは、あらゆるジャンルに当てはまると理解できる。ルアーは、キャストしなければ釣れない。

何をどうするべきかを考えるのも大事だが、フィードバックから改善していく方がいい。そして、その方が、断然楽しめる。

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