いわゆる「声」というのは、良くない事ほど大きい。ゴミが多いとか、迷惑駐車とか、立ち入り禁止エリアへの立ち入りとか。
逆に、「こんな良いことがありましたよ」という声は、ほとんど語られないし、届かないものだ。ヒロ内藤プロは、このことを憂う。釣り場のゴミ箱のおかげで、気持ちよく釣りができる。
護岸された場所のおかげで、子供と安心して釣りができる。そういった「良かったこと」を市民の声として、自治体に挙げることは、とても大切なこと。
褒められたり、感謝されて嫌な思いをする人はいない。何かのときに、じゃあと腰を上げてもらえるかもしれない。ウソや偽りで、声を挙げる必要は全くない。
ほんとうに良かったと感じたら、その気持ちを伝える。それで、バス釣りの認識は変化していくと、ヒロ内藤プロはいう。
「親子で、楽しめる環境を整備してくれてありがとう」「同じ話題を持つことができ、会話が増えました」バス釣りと利害関係のない人たちの素直な意見。
それが感謝として、伝われば気付くこともある。悪い側面ばかり見えていたことが、違う側面も見えてきて、解釈も変わっていく。悪い意見は、黙っていてもどんどん挙がる。
だからこそ、感謝の気持ちは余計に喜ばれる。地元の自治体に、素直な感謝の気持ちを伝えよう。バス釣りは、自然とふれあい感性を磨く遊び。バス釣りという遊びを後世に残していこう。