フローティング

春といえばサスペンドミノー。まだ、活性が上がりきっていない固体や、ネストを守る個体を刺激するステイモーション。サスペンド系のシャッドやミノーが、ヨコの動きに対して、タテの動きで誘う場合がある。主に、産卵前に偵察に上がってくるオスがターゲット。

そうしたオスに対しては、あえてフローティングだという。もぐらせて、浮かせる。そして、浮いたところでステイ。この浮き上がる動作がバスを誘う。そして、浮いた状態でのステイで食わす。

産卵では、まずオスがシャローに上がり、そして、メスがセカンダリーポイントに控える。そして、オスがシャローでネストを作り始めれば、いよいよメスがシャローに上がってくる。春には、こうした様々な状態の固体がいる。

どういった状態の固体を狙うかでアプローチも異なる。もし、春の陽気を感じ始めたなら、まずは、シャローにあがるオス狙いが常道だろう。そのためのフローティングミノー。その姿は、シャッドキルウェザーと呼ばれる、三寒四温にやられた弱った小魚を演出できる。

力尽きる前の渾身の泳ぎ、そして、身を任せるようなフローティング。春先のシャロー攻めには用意しておきたい一本。

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