フィールドの状況というのは、変わる。1年単位で見る場合には、まったく状況が変わってしまうことも少なくない。ダム湖などのフィールドであれば、特にその傾向は顕著になるだろう。減水などの状況によっては、昨年までの産卵場所が、干上がっている場合もある。
こういった状況の変化は、産卵を控えたバスにとっては、重大な事項であり、決して小さなことではない。産卵前にシャローのクルーズを始めるのは、そういった状況の見極めと算段をつける目的もあるだろう。バスにとっての産卵の条件は、そう多くはない。
砂礫の底質で、太陽光が差し込む水深。しかし、決して減水して干上がらないこと。加えていえば、陸側からの脅威もある。そういった条件に鑑みたとき、一等地はどこか。それは、決してそのエリア大きさに起因しない。
むしろ、岩盤が続くようなエリアであれば、ほんの小さな張り出しやワンドも一等地になりえる。アングラーとしては、広大なワンドを考えるよりも、そういった”限られたスポット”の方が、攻略しやすい。そうしたスポットは、湖沼図などの広い視点からは見えてこない。
実際にフィールドを目で見て確かめてから判断できること。考えなければならない広さが狭ければ、それだけ、絞込みも攻めの手数も効率的にできる。大きさや広さ、形態だけにとらわれず、産卵場所の条件だけを意識してエリアを見極める。バス視点を重視しよう。