釣りの上手い下手は、アジャスト(調節)次第だという。そのアジャストの質を、左右するのは仮説の質。つまり、何をどう想定できるかが、ポイントになる。
そして、その検証の過程が、次の仮説を生む。想定されるケースというのは、理論的な側面に加え、その時々の状況を加えて、想定されてくる。
そのケースつくり、仮説つくりにも、またポイントがある。最も大切なことは、仮説と検証のサイクルを、如何に、短時間で、効率的に回すかということになる。
このための判りやすいアプローチ法としては、まず、両極端の仮説を想定してみること。そして、それぞれを検証して、まずはどちらかを切る。
そして、残った方を中心として、また、両極端のパターンを想定し検証する。このアプローチの狙いは、判断基準を明確にすることにある。
よくありがちなのは、さほど違わないパターン同士で、仮説と検証を繰り返してしまうこと。パターンが全くつかめていない状況では、このパターンに、はまってしまうと時間切れになる。
だから、あえて両極端の仮説を用意することから始める。「それは、ないだろう」と思えることも入れる。そうすれば、自信を持って切れるし、次の選択肢の迷いを、ひとつ消すことが出来る。
そもそも、その一方の切り方が、間違っていたらどうしようと考えるかもしれない。ここは、固執するところではない。なぜならば、フィールドの状況事態も実際は、刻一刻と変化しているからだ。
このプロセスは、その選択が正しいかどうかを問題にしない。変化する状況に、アジャストするためのアプローチでもあるのだ。
はじめから、決めてしまわないこと。それが、このアプローチのキモであるともいえる。