バスがバイトするタイミングは、「動きの変化」があるときに集中する。クランクのヒラウチ。スピナベのリフトフォール。ジグヘッドのハングオフ。タテにフォールさせるときに変化を与えるとしたら?
「色によるリアクション」。夏の赤い色のルアーとして、注目を浴びたとき、こう表現された。赤という色は、水中で最も早く色を失う。ちなみに、青がもっとも深くまで達する。大気中では、これが逆になる。
だから、海は青く、夕日は赤い。夏の日中の太陽光は、真上から照らされる。つまり、赤い光線が、もっとも深くまで達することになる。「深く」といっても、1m-2m。3mまで達すると赤は色を失い黒になる。
つまり、タテのフォール中に、フッと突然、消えたかのように演出できる。バスは、この瞬間に「逃げた」と判断し、リアクションでバイトしてくるというもの。
「色によるリアクション」
夏の日中帯の赤いルアーには、こういった期待と理由がある。その真意には賛否両論あるだろう。しかし、確固たる理由を持ってキャストすることに、マイナス要素を見つけることはできない。