捨てアプローチ

なかなか思うような結果に繋がらないとき、諦めてしまいたい気持ちになってくる。考えうる手を尽くしても、期待通りの反応が皆無であるときなどがそうだ。そういった状況で行き詰ったとき、諦めてしまった方が楽になると感じてしまう。

しかし、「諦める」ということと「続ける」ということ、実は、エネルギーは同じだという。つまり、諦めたからといって、楽になるというのは、幻想だということだ。諦めた先には、異なる苦労や苦悩が待っている。

その諦めた結果をどう受け止めるか、それをこの次に繋げるためにどう解釈するか。「諦める」という行為も、決して楽ではない。だから、ギリギリまで諦めない。それが、最善であり、最良の結果をもたらす。では、手を尽くした先にやるべきことは?

答は、「まったく違うことを何でもやれ」。まったく異なるアプローチを試してみることだ。タテからヨコ、シタからウエ。とにかく、方向性を変えて試してみる。だから、何になる?その行為が、次へのアプローチのヒントをくれる。

確かに、表層アプローチは無駄かもしれない。しかし、そのアプローチが、次のヒラメキをもたらす。もう少し沈めてみてはどうだろうか。浮かべてステイさせてみてはどうだろうか。

その一見無駄に思える行為をしたからこそ、見えてくる「次のアプローチ」がある。諦めないためのアプローチ。状況を打開するための「捨てアプローチ」。最後に笑えればそれでいい。

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