クランクベイト。巻けば釣れるという意味のルアー。クランクベイトは、2種類に大別される。いわゆるクランクベイトとバイブレーション。アメリカでは、バイブレーションは、リップレスクランクベイトと呼ばれている。
同じクランクベイトとはいえ、やはり使い方は、異なってくる。バイブレーションが呼び込んでバイトさせることに対して、クランクベイトは、バスのいるレンジにぶつけるように使う。
たとえば、ウィードから湧いてくるようにバイトさせるバイブレ。サスペンドしているバスにぶつけるように使うクランク。ぶつけるのは、バスだけではない。
ボトムにノックさせる。ストラクチャーにコンタクトさせる。立ち木やオダなどの障害物にコンタクトさせる。コンタクトさせ、ヒラを打ったときにバイトが集中する。
とにかく、クランクベイトは、ぶつけてナンボのルアー。ぶつけるものがあってこそ威力を発揮する。オカッパリなど、ストラクチャーを把握しにくい場合でも、クランクベイトを有効的に使うこともできる。
クランクベイトで広く探っていると、障害物にヒットした瞬間にバイトがある。次に、そのバイトがあった付近を、重点的に、ワームでフォローしてみる。
たとえば、周囲がワームでやっている中、人知れず、バスを手にすることができる。隣のアングラーと同じワームフィッシングであっても、明らかに異なるアプローチとなる。
そこで、もう一匹手にしても、隣のアングラーには、なぜなのかは判らない。知らず知らずのうちに、この「隣のアングラー」になることを選んではいけない。
「なんとなく」を出来るだけ排除する。そこに、明確な「意図」があれば結果に繋がっていく。