間合い

バスの状態を表現する場合に、活性が高いとか低いとかと表現する。しかし、この「活性が高い」というのは、つまり、どういうことなのだろうか。というのも、活性の状態が分かったとして、そこで、アングラーの対応はどう変わるのか。

その行動の部分に結びついていなければ、それは、ただの言葉遊びということになってしまう。活性をアングラーサイドから考えてみた場合、ひとつは、「バスとルアーとの間合い」と考えられないか。

それは、バスの方から広く寄せられるか、もしくは、ルアーから寄せていく必要があるか。つまり、活性が高い状態は、バスとの間合いを広く取れる。

逆に、活性が低ければバスとの間合いは狭くなる。ここでいう、「間合い」というのは、単に距離感という問題だけではない。そこに、時間的要素、つまりリトリーブや、ステイの間隔、その時間まで含まれると考える。

この「間合い」をもう一歩踏み込むならば、ルアーそのものが作る状況も加わることになる。具体的な説明は難しいが、「今日の状況は、これではない」という感覚だ。水との相性や雰囲気との調和性、そういった総合的な間合いをつめる。

上手い人の一連の動きからは、そういった選択の積み重ねを垣間見ることが出来る。それが、「バスとの間合いをつめる」ということだろう。急激な変化など状況が厳しくなればなるほど、その「間合い」の重要性を感じる必要があるだろう。

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