スポットかエリアか

朝一は、巻物から始める。そして、ひとしきりやった後、ワームに持ち変える。このパターンは、意味がありそうでない。特に、秋というシーズンでそうだ。秋の基本は、ベイト。

まずは、ベイトが溜まるフラットを探す。そして、そこに向かうための岩や岬など、コンタクトポイントとなるストラクチャーにあたりをつける。そして、バスは、状況によって、そのコンタクトポイントとフラットを行きかう。

巻物があたるのは、カバーを離れたとき。もちろん、カバーに直接コンタクトさせるのもあり。逆に、ピーカンでベタ凪ならば、ストラクチャーにコンタクトさせる必要性は増す。故に、「朝一だから」というのは意味がない。

風が吹けば、ウィンディーサイドのシャローや、ブレイクの上をトレースする必要がある。加えて、潮汐を確認するのもいいだろう。満潮や干潮に、風が重なれば、活性の上向きは、かなり期待できる。

ようは、そういった状況の変化を感じ取って、プラグの出しどころを見極められるか。その見極めが、当たる外れるということよりも、「そういった状況を意識できるか」ということが大事。

そして、そういったプロセスを自然と行えるという、素養が、わずかながらも差として現れる。それは、いずれ結果として大きな差となるだろう。今、攻めるべきはスポットかエリアか。そして、手を変えるタイミングはいつなのか。

湖面のラインばかり見つめるのではなく、周囲の状況の変化を感じ取る余裕と感性。執着が良い結果を生まないという、格好の事例であり、経験であるといえるだろう。

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