現存する生物の進化の歴史は、生き残るための選択の連続がもたらしたもの。それは、何万年も昔からの進化の過程にみられるが、湖という閉じられた世界の数年という期間でも同じだ。

永く生きた個体、つまり大きな固体は、常に生き残るための正しい選択をしてきた証拠。その選択の基準が、その固体の行動を決め、その固体の成長が、その基準の正しさを証明する。

やがて、その固体は、優秀な子孫を残す資格を得て、次の世代に受け継がれていき、種を継続していく。「種の起源」を発表したダーウィンは、次のような言葉を残している。「生き残るのは、最も強いものでも、最も賢いものでもない。

最も変化に敏感なものが生き残っている」様々な「変化」に鈍感になっていることにすら、気付けなくなってしまった人類への教訓。変化は、地球規模で常に起き続けている。

「総論は、理解できるし賛成だ。でも、自分には関係ない」こうした意識にも変化が現れ始めたのは、人類の精神レベルが変化に応じて向上してきた証拠だ。自然界では、脱皮できないヘビは死ぬしかない。

大きな自然の中に生かされていることと、自分の生活が繋がらなければ気付くことはできない。自分が釣りに係わる理由がそこにある。そして、ランカーがランカーである所以がそこにはある。

立派な固体に出会ったなら、感じてみよう。変化に敏感であった結果としての存在。まずは敬意を表してみるのもいいだろう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)