ミスバイトの次

越冬モードに近づくと、バスは2つの傾向を持つ。単独スポットを独占する単独バス。群れをなすスクールバス。単独バスを狙うならば、一発勝負。2回目のチャンスはないものと考える。

逆にスクールバスの場合には、2回目のチャンスが十分に考えられる。だから、ミスバイトをしてしまっても、すぐにルアーを回収しない。たとえば、ラバージグにアクションを加えて、次のアタリを待ってみる。

ミスバイトしたバスなのか、その周囲にいるバスなのかは判らない。しかし、ただでさえアタリが少ない時期、バスの反応があったなら、そこで待つ価値はある。このミスバイトの次に待ってみる方法は、冬に限らず使えるメソッドだ。

アタリを取れなかったことに焦って、すぐにルアーの回収をしてしまいがちだが我慢。ミスバイトの裏には、必ず反応するバスがいる。そのバスを引き寄せる執念が差を生む。条件が厳しくなればなるほど、執念の差が、結果の差となって出易い。

欲しいと望まなければ、欲しいものが得られることはない。また、欲しいと望んだ分以上に、与えられることはない。「欲しい」と宣言することなく、諦めていることが、どれくらいあるだろう。手に入れられなかったときに、残念に感じてしまうことが怖いのか。

ミスバイトは、良い知らせ。同じように、失敗もまた良い知らせだ。ミスバイトすれば、次を待てばいいし、諦めなければ、その次が必ずあるのだから。

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