釣り番組やビデオを見ていると釣れる気になる。それだけでも、大きなメリットだといえる。しかし、その見方を誤ると、自分の釣りを乱すことになる。まず、そのペース。基本的に、ビデオは編集されている。
テンポよくキャストしているように見えても、その一投一投には、それなりの間がある。その背景を知らずして、見たままのペースを真似る。それは、確実に自分のペースを乱すことになる。
ビデオを見るときは、全体を流れとしてみない。ひとつひとつのアクションは、実に参考になるから、その一投一投を分断してみるようにする。そして、もうひとつは、撮影時期のズレ。テレビ番組では、最短でも2週間はある。
番組によっては、1ヶ月以上前というものもあるだろう。だから、来週自分が行くフィールドに、そのまま適用できるかどうかの見極めが前提。特に、季節の変わり目や変化の大きい時期は注意が必要。
メディアから流れる情報は、「参考情報」である。その認識を、忘れないようにすることだ。