水中の音には、色々なものがある。流れる水の音、石や砂の擦れる音、水を掻き回す音、水を弾く音。そういった音は、サカナにとって、色々なパターンで記憶されているだろう。
河川にいるサカナにとってみれば、流れによる音は、日常的なものだろう。水鳥のいるところでは、その音は、危険であるという認識かもしれない。そうした状況の中で、泡の音というのは、どうだろう。
泡というのは、水中から起きてくる。つまり、何もないところからは発生しない。その多くは、カメやエビ、サリガニなど、生き物によって運ばれるものもあるだろう。
その「音」は、好奇心の高い固体にとって、とても、興味深いものになるのではないか。実際に、ダイバーの吐き出す泡に、サカナがよってくることは少なくないという。
バブル(泡)は、より自然で魅力的な音。そう考えたとき、何ができるだろうか。チューブは、ひとつの方法かもしれない。ジグのトレーラーにチューブというのはどうだろう。
空気を掴みやすい素材を、スカートに含ませることも方法のひとつ。バブルサウンドを演出する。この一手が、功を奏することもあるだろう。