立ち木アプローチ

ダム湖に見られるストラクチャーとして、冠水した立ち木がある。大半が水上に出ているもののあれば、逆に大半が水没しているものもある。最も魅力的なのは、増水によって、大半が水没し、ほとんど水面上に出ていないもの。

そういった立ち木は、目視できる立ち木よりも、プレッシャーがかかっていないケースが想定される。水面上に、木の先端部だけが出ているような場合、それにアプローチするアングラーは想像力を試される。

普通のアングラーは、その先端部に向かってキャストする。しかし、実際は、木の枝のというものは、下に行けば行くほど広がっているもの。減水時に確認できていれば間違いないが、そのイメージを描けるかどうかがポイントになる。

つまり、実際のキャストは、その先端部より、少し離れた場所にキャストする。ちょうど、ターゲットの水深付近で、広がった枝のあたり。ゆっくり引くと、枝の感触が伝わってくるので、リグのシンカーを引っ掛けるようにしてシェイク。

ライトリグとはいえ、絡まれる可能性があるので、安心できるラインのベイトフィネスで対応したい。木の枝は、木の幹から離れれば離れるほど、その枝の密度は薄くなっていく。逆に、幹に近ければ、枝の密度も濃い。

根掛りに悩まされるのは、そのせいもある。広がるような枝がある場合、バスは、幹というより周囲にいる。もちろん、それは枝の密度にもよる。立ち木といっても状況は様々。しっかりと状況をイメージして丁寧に攻めたい。

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