北風の中

水温が下がりきる前の冷え込み。真冬の最低水温ではないが、適水温を下回ってきた13度前後。この水温域では、バスの動きは二分する。一方は、水温が安定するディープに早々と移動するもの。

そして、もう一方は、ディープに落ちきらず、ミッドレンジとシャローの移動を繰り返すもの。それを別つものは、体力。体力のない小さいバスほど、早くディープに落ちる。

だから、ディープのライトリグで小バスばかりとなるのは、この現象にはまっているとみることができる。もちろん、ディープに落ちるグッドサイズもいるだろう。しかし、出来ればシャローに上がりたいやる気のある固体と勝負したい。

その理由は、簡単。「その方が、まだ、釣りやすいからだ」しかし、暖かい日が続くならまだしも、基本的には、積極的に追い回すような状況ではない。アタリも、グーッと引っ張るようなアタリや、ツンッといった小さなアタリで出ることが多い。

コンッという明確なアタリを期待せず、「疑わしきは、合わせる」という感覚が必要となる。何もないフラットをウロウロすることはないので、フラットでも何かあることが必要だ。それに加えて、ベイトが映れば、なおいい。

魚探で確認するか、ズル引きで確認し、ロングステイを覚悟で、バイトに持ち込む。アングラーの心情としては、冷たい風にさらされるとディープの小バスのアタリに誘われて、そちらに手を伸ばしたくなる。

そこが、折れるか折れないかの節目。まさに、体力のある固体との体力勝負となる。来ればデカイ。その期待だけは、保ち続けたい。

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