フォーカスレンジ

「バイトの80%は、最初の3フィートにある」そう語ったバスプロがいた。この言葉は、アングラーの意識を効率化してくれる。集中力を途切れさせること無く持続させることは困難だ。かといって、集中しないキャストはしてはいけない。

このフレーズは、フォーカスすべきレンジを示唆してくれる。3フィート、つまり、1m程度に最もフォーカスする。このアプローチの考え方に徹するならば、確実に手数は増やすことが出来る。

そして、単純に確率は上がる。8:2の法則で知られるパレートの法則。8割の成果は、その2割からもたらされるという法則。売上げの8割は、全体の2割の顧客からもたらされる。成果の8割は、2割の社員からもたらされる。

働きものとして知られるアリの世界にも、この法則は、当てはまるという。すべてに100%を注ぎ込むことはできないし効率も悪い。では、今、このフィールドで2割に相当するものは?そのひとつの尺度が、フォーカスレンジ。

2割のやる気のあるバスに絞り込む。それが、結果として8割の釣果に結びつく。それを実践するためのフォーカスレンジ。バス釣りは、あくまでも確率のゲームであることを忘れない。

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