低水温期には、サスペンドミノー。活性が、高くない場合に、止めて寄せる。その「間」をあたえることができる。だから、「止める」ことがキモになる。この「止める」という間が成否を分ける。
通常、サスペンドミノーは、水温10度前後でサスペンドするように設定されている。この時期のサスペンドミノーメソッドには、チューンアップが欠かせない。ジャークしてラインスラックをとる。その間が、およそ5秒。それくらいは最低止めたい。
「このエリアには必ずいる」そう確信めいたものがあるならば、さらに永く。15秒くらい止めておくメソッドもある。このキモは、ジャスト・サスペンド。ルアーが動いてしまったり、浮いてしまうと良くない。
中層に浮いているような状態であれば、そのレンジを想定して、止めてみせる。魚探でベイトのレンジを確認しながら、ドラッギングして、さらに下を狙うこともできる。ヨコのルアーでありながら、タテを攻略する。
それは、決して簡単なことではない。「ボトム3年、中層10年」それくらい、中層攻略は、奥が深い。それは、始めなければ、決して到達することはない。