リザーバーと集団心理

社会心理が、実体経済をも動かす。業績や実態に係わらず、乱降下を繰り返す株価。集団心理による購買の動きの変化。これらのことから見ることができるのは、すべては、感情を基本に動いているということだ。

人は、苦痛をさけ安心や快楽を求める。その深層心理が、社会全体を動かしていく。今、どこが居心地がいいのか。どこが安心できる領域なのか。どこかで幾度となく聞いたような質問。大雨が降って濁流となり、その雨は止む気配もない。

身の安全のため、シャローに向かうが、冷たい北風が浅瀬に吹きつけ状況は最悪。こうした状況が、様々な事象となって、次々と生活に襲い掛かってくる。リザーバーに変化は、つきもの。自然と「安心領域」は、固定化されていく。

つまり、「おいしいポイント」は、絞られる。しかし、その「おいしいポイント」は、変化し続けることを忘れてはいけない。この「おいしいポイント」を状況に合わせて、おいしいとこ取りできるかどうかがキモだ。

冬の時には、春のことを。春には、夏のことを。おいしいポイントを線で繋いで、そこに季節感や強みを結びつけて理解しておく。人間もサカナも、考える方向性は同じ。「いい場所に集まる」ものだ。

変化の激しい環境であればあるほど、その傾向は、顕著に現れる。リザーバーは、その訓練にもってこいだ。

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