飲まれた針

飲まれた針を外す。飲まれた針を、そのままの状態で、無理に引き抜くと、サカナへのダメージは大きい。オエオエ棒を使う手もあるが、ペンチだけでうまく外すことができる。

1.バスの口を持って(バス持ち)、エラからペンチを入れる。2.フックの管部分をペンチでつまみ、エラから引き出す。3.その状態でフックのベンドが口側にあるはずなので、口側からペンチを入れて、ベンド部分をつまみ抜く。

サカナへのダメージは、ゼロではないが、無理に引き抜くよりは少ない。実質、この方法で抜く方が、オエオエ棒よりやさしいと個人的には思う。もちろん、飲まれないテクニックを併せ持ちたい。

しかし、それは皆無にはならないだろう。それ以上の方法がないと感じることでも、その構造を理解すれば方法が見えてくることがある。複雑に感じる問題も、まずはその構造に目を向ける。

その原因が見えれば、8割は解決したとみる。飲まれた針を力任せに引き抜いては、余計な怪我もするし、ダメージが大きい。釣りのテクニックだけではなく、こうした技も同時に併せ持っておきたい。

飲まれたフックを、この方法で外している様をみて、同船していたバスプロのマークは、「ドクターだ」と笑った。実際には、知っているかどうか、取り組むかどうか。その小さな違いに過ぎないものだ。

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