炎天下、無風。最悪のコンディション。釣りを止めて、帰るもよし。もし、それでもサカナを手にしたいなら、シビアな選択をしていくという方法がある。エリアではなく、超スポット。ウィードエリアでいえば、NOOKを探す。
NOOKとは、「隅」。そして、「人目につかないクボミやヘコミ」という意。この「人目につかない」というところがキモだ。人目につかないのだから、それを探すことも、簡単ではない。
しかし、そういった「人目につかない」スポットにいる、グッドサイズのバスは、安心しきっている場合も多い。つまり、警戒心が薄くアプローチの仕方によっては、バイトに持ち込みやすい。
チャンスは多くないので、一回で決める。もしくは、「見定め」を克服する覚悟で望む。「人目につかない」スポットを探すには、他人がやっていないアプローチが必要だ。NOOKを探すには、2つの方法がある。
ひとつは、状況のよいときにアタリが出た場所を、チェックし、そのNOOK状況を記録しておく。そして、NOOKを探すつもりで、魚探や目探をかける。もちろん、「人目に付きにくさ」がポイントだ。
厳しくなればなるほど、区別するスコープは小さく。そのためのキーワードは、NOOK。本能によって、選択されたスポットを、人間の知己と努力で、紐解いていく。
「え、なんでわかったの?」。釣り上げたバスに、こう呟かせるように。してやったりの笑顔で迎えよう。