郷に従う

今まで行っていたフィールドと異なるフィールドにいくと、釣り方自体が、まったくといっていいほど違う場合がある。自然湖とリザーバーは違うし、河川と野池も、当然異なる。

その違いは、生物の環境の違いといえるし、もちろん、プレッシャーの違いもある。「難しさ」を考えてみたとき、最も難しいのは、その雰囲気を掴むこと。つまり、今までの自分と何を変えなければならないか。

この点に尽きるのではないかと思う。特に、ハイプレッシャーと言われ、個体数も少ないフィールドでは、そのイメージが先行する。しかし、それは、勘違いかもしれない。その勘違いとは、自分のやり方やアプローチ。

「遊び」と考える部分の許容範囲の違い。たとえば、アプローチに雑な部分があっても、それを許容できるくらいの懐がある所と無い所。この違いを埋めるのは、自分の姿勢しかない。

自分の中には、知らず知らずのうちに、テーマのようなものを持っているはずだ。「こんな釣りがしたい。こう釣りたい」それを追求することも大切だろうが、釣りに、釣る事以上に、始めに求めることはあるだろうか。

郷に入りては、郷に従え。これは、決して負けではない。この柔軟性が、始めの「釣る」を生む。こだわりは、そこから始まってもいい。郷に入るために、始めに持つべきテーマは、おそらく、「丁寧に」することに尽きるだろう。

自分のベースにあるものを変えるのは難しい。だからこそ、「丁寧にする」ことだけに拘ってみる。余計な議論は、いらない。受け入れてから、導く。そのために、簡単なテーマを持って実践する。まずは、郷に従ってみよう。

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